2013年6月28日金曜日

5/31 告訴団より東電への要請書への回答

先日5月31日の野音集会のさい東電へ提出した要請書の回答が届きましたので、ご報告いたします。

【要請書の内容】

1.当局による捜査・起訴を待つことなく、告訴・告発を受けている貴社及び貴社関係者15名は、自身が加害者であることを自覚し、みずから進んで真実を明らかにするとともに、その罪を認め刑罰に服すること。

2.トラブル続きで県民はじめ多くの人々に不安を与えている収束作業の状況を改善するため、仮設の施設・設備をやめ、過酷で長期間の作業に耐える本格的な施設とすること。

3.福島第1原発の収束作業に当たる労働者が誇りを持って働けるようにするため、貴社の正規職・直接雇用とするとともに、労働環境の改善、安全管理、健康管理を徹底すること。

4.原子力規制委員会による新たな規制基準が決定する7月をめどとして、貴社が柏崎刈羽原発の再稼働を申請する見通しが報道されているが、福島原発の収束はおろか、原因すら究明されていない中で、事故の当事者・加害者が原発の再稼働など言語道断である。貴社が直ちに福島第一原子力発電所・第二原子力発電所、柏崎刈羽原子力発電所を閉鎖し、原子力発電から撤退するよう強く求める。


【回答の概要】

1.告訴について、検察の捜査に真摯に協力する。

2.設備の信頼度向上について、「福島第一信頼度向上緊急対策本部」を社内に設置した。

3.労働環境改善について、現状の請負構造は適当。被曝低減対策に取り組む。

4.原発について、福島第二の今後は未定。柏崎刈羽は運転再開を目指す。


回答書のPDFファイルはこちら

2013年6月18日火曜日

「結果回避可能性についての上申書」提出

福島原発告訴団は、福島地検と東京地検に対して、「結果回避可能性についての上申書」を送付しました。

上申書の内容をこちらにPDFファイルでアップしましたのでご参照ください。

これは、先日「東電株主代表訴訟」で提出された準備書面を参考に作成されているとのことです。

2013年6月2日日曜日

日比谷野音集会に1000人超!

梅雨にもかかわらず、爽やかな晴天と涼やかな風が吹いた一昨日、野音集会が開催されました。
おかげさまで組織動員なし、わずか1か月の準備で参加者総数は1000人を突破いたしました。動員も、磐石な組織もない初めての野音集会としてはよくやれたかなと思います。

詳細は副団長の佐藤和良さんのブログがよくまとまっていますので、以下の記事をお読みください。
■福島の叫びを聞いて!東京地検に一千人
http://skazuyoshi.exblog.jp/20585367/

■IWJのユーストアーカイブです。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/82468


残念ながら大手マスコミが一社も取材にきませんでした。
自民党政権に戻ってから、福島の問題を無きものとする弾圧は露骨です。

これから、ますます地道な運動の必要性を痛感致します。


関東事務局 事務局長 白崎朝子

2013年5月30日木曜日

いよいよ明日、野音大集会!ご参加の呼びかけ

福島原発告訴団は現在14716人もの告訴・告発人の思いを立件に結びつけるべく、連日、連夜、事務局が奔走しています。今年になって集めた緊急署名は10万筆を突破しました。

地方を破壊する構造的暴力の原発をストップさせるため、司法を世論の力で動かし終止符を打つのが福島原発告訴団の最終目標です。

どうか万難を排して、5月31日の日比谷野音集会とその後の地検と東電アクションに結集してください!

関東事務局では現在、31日の野音集会の準備に全身全霊で取り組んでおります。

ひとりひとりが、共同犯罪者になるか?
共同で原発推進勢力の責任を追及するのか?
自らの責任を果たし、人間の尊厳を回復できるか、これからが正念場です!

31日に皆様の思いのたけを叫びに来てください!


福島原発告訴団・関東事務局
代  表 白崎一裕
事務局長 白崎朝子

2013年5月26日日曜日

いよいよ今週、野音大集会へ!!

31日(金)の日比谷野音集会がいよいよ近づいてきました。
原発事故からまだわずか2年。すべて「なかったこと」にしようとする流れを許さないために、私たちの「本気」を世界中に見せましょう!!

日比谷集会「なぜ、福島原発事故の責任は問われない?福島の叫びを聞いてください!」
2013年5月31日(金) 13時30分~15時30分
東京・日比谷野外音楽堂
◎発言
*福島からの叫び・リレートーク
*全国からの叫び・リレートーク
*弁護士から現状報告

16時~17時 東京地検前で「激励行動」
17時30分~18時 東電前「抗議行動」


★『通販生活』に載った武藤類子団長のインタビュー記事

  

最近の告訴・立件関連報道です

2013年5月6日月曜日

告訴に関連する報道

産経新聞が報じた捜査の進捗についての記事です。
「起訴は困難」としつつ、検察審査会もにらんで慎重に捜査するとあります。

なお記事中では東電などになされた複数の告訴・告発をまとめて書いています。
福島原発告訴団の告訴では、菅直人ほか政治家は含まれていません。念のため。


原発事故、東電幹部立件に高いハードル 「津波試算」どう判断

2013.5.6 11:22 
 東京電力福島第1原発事故をめぐる捜査で、検察当局が東電幹部らの立件見送りも視野に捜査を進めていることが5日、明らかになった。当事者の過失 の有無を判断する際の最大の焦点は、東電が原発事故前に「15・7メートル」の津波が到来する可能性を試算しながら、対策を講じなかったことだ。告訴・告発者側は「大津波を予見していたのに放置した」と指摘するが、検察内部では「あくまで試算にすぎず、それで事故を予見していたと認定できるかは別問題だ」 (幹部)との見方が根強い。


2013年5月3日金曜日

武藤類子団長より、日比谷集会への呼びかけ!!

告訴・告発人・支援者のみなさまへ

 一面の若葉が美しい季節です。
「福島原発告訴団」が結成されて1年がたちました。
みなさんの力で告訴・告発人が14,716人。
1月から始めた緊急署名は108,333筆となりました。
全国のみなさんとのつながりを本当にうれしく思います。

事故から2年、福島の状況はさらに過酷です。
止まらない放射能の放出、貯まり続ける汚染水、深刻な労働者被曝、
持って行く所がない除染による放射性廃棄物、被曝地に住まざるを得ない人々、
子どもたちの甲状腺ののう胞や結節、そしてガン、進まない賠償、
支援策の外に置かれる自力避難者、更に引き裂かれていく人々のつながり……
原発事故が引き起こした被害の膨大さに私たちは、立ち尽くすばかりです。

このままでは、被害者が救われることも、二度と同じ過ちを繰り返さないことも、
新しい価値観の世界を創ることもできません。
その中で、この告訴の意味は深いと思います。
この事故の加害者がその責任を問われるまで、私たちは出来うる限りの
最善を尽くしましょう。

告訴団を担うひとりひとりの告訴・告発人と支援者のみなさん、
5月31日(金)日比谷野音に集まって下さい。
お友だちや家族を誘って下さい。
東京地検に「厳正な捜査と起訴」を再び訴えます。

福島原発告訴団 団長 武藤類子


日比谷集会「なぜ、福島原発事故の責任は問われない?福島の叫びを聞いてください!」

日時:2013年5月31日(金) 13時30分~15時30分
場所:東京・日比谷野外音楽堂
参加費:無料
主催:福島原発告訴団

◎発言
*福島からの叫び・リレートーク
*全国からの叫び・リレートーク
*弁護士から現状報告

16時~17時 東京地検前で「激励行動」
17時30分~18時 東電前「抗議行動」